ウブドから東へ走ること約3時間弱、アメドという町へ。とてものどかで小さな港町、というより漁村といった方が正しいかな。
バリ島最高峰のアグーン山をバックに黒い砂浜が広がる。私の感動力が乏しいせいか、オーストラリアで目にしていたビーチの美しさが当たり前になってしまったからか、正直に言うと、あまり心を動かされる綺麗さではなかった…。いや、綺麗なのだけれど、ビーチはビーチ、このレベルのビーチはオーストラリアにどこにでもある、そんな心貧しい感想を持ってしまったそんな自分にガッカリ…。
そうは言ってもバリの伝統的なスタイルのバンガローに泊まり、目の前に広がる夕日、特に朝日に包まれながらのぉ〜んびり黄昏れる、やっぱり最高の贅沢だと改めてかみしめる。
美しいものはやっぱり美しいのだ。あぁ、この綺麗な朝日に包まれて幸せを感じれる、きれいだなぁと思える、よかった…。
アメドの男たちは、このトビウオのような細い船で漁に出て行く。波が強かろうが、真っ暗闇の海原だろうが、数人でこの船に乗って海の向こうへ消えて行く。
どうのこうの言っても、私もやはり女だな…、そんなアメドの男たちの男らしさに心惹かれた。俺に付いて来い!的な男は私のタイプではない。今でもそうだと自分では自負しているけれど、やはりそういう自分も男という生き物に、どこかで男らしさを求めているのかな…、そんなことを思ったりした(笑)
女の子らしい女の子がタイプなんて男は!って思うときもあるけれど、男性が女性へ女性らしさを求めるのも分かったような気もした。自然に身につくであろう女性らしさ、10代の少女にはない、私にしかない女性らしさ?を私もこの人生の経験で積み重ねているのかな。きっと、あるはず。?
そんな、海のきれいさとは無関係のようなことを考えたアメドの朝。
釣りをしている私たちに興味深く近づいて来た海の少年
Love and Sunrise from Amed ;)
nao xx