原子力発電、きっと何度も書いたけど、世界で一番被爆の恐ろしさを何度も経験している日本だからこそ、今回の福島の人たちの犠牲を無駄にしないためにも、私たちひとりひとりが本当に何かしらの行動を起こして脱原発に向けて動いて行かなくてはいけないのじゃないかな、って、そう思う。そのためにも署名運動などにも極力参加をしていきたい。
でも、私個人的な意見だけれど、何かに対して(例えば電力会社や政府)攻撃的な気持ちで脱原発の行動を取りたいとは思わない。本当は、もしかしたら、そのくらい強い怒りを噴火させるような行動で示さなければ何も変わりはしないのだろうか、そんな風に思いそうにもなる。
でもでも、だけど、やっぱり "怒" で何かを押さえつけても結局はそこからまた新たな "怒" を生み出すだけだと私は思う。それは戦争だって、恋人であれ友人であれ、子供へのしつけにも同じことが言えるように思う。って私には子供がいないから憶測だし、"怒" という感情がいけないものだとも要らないものだとも言いたいわけではない。誰にだって私にだって "怒" の感情はある。
私たちが今まで(今現在も)原子力発電によってとても便利な生活を送れてきたことは事実で、その恩恵を受けて生活してきたことへの感謝は忘れてはいけないように思う。今回の福島第一原発のことで学んだことは、より安全な原子力発電への一歩ではなく、原子力発電が生み出し得る恐ろしさを真剣に受け止め、原子力エネルギーに頼らない自然エネルギーへの一歩であってほしい。今後も増えるであろう電気消費力に対応できるCO2を出さないクリーンな原子力エネルギーという間違った方向性への新たな開発ではなくて、今後はもっと個人々人が節電に配慮し減っていくであろう電気消費力、そしてそれを十分にまかなえる自然エネルギーへの開発への一歩であってほしい。
この杉本雅代さんという方の行っている運動を心から応援したい。原子力発電をストップさせようとする運動の記事をいくつも読んでみたけれど、私が歩みたい未来と同じ方向は向いていても、とても大切なことをされているのは重々承知なのだけれど、どこかAggressiveで何かが自分の中で納得いかず引っかかるものも正直ある。彼女の署名運動、今まで私たちに便利な生活を与えてきてくれた原子力発電基への感謝の気持ち、その上での企業や電力会社への喧嘩腰の態度ではない署名運動、とても心動かされるものがある。私も署名用紙を今日プリントアウトしたから、ここSydneyから署名を集めて静岡県の彼女へ送ろうと思う。
杉本雅代さんのブログはこちら。署名受付締め切りは4月いっぱいってなってる。でも渡辺隆之という方のブログは5月いっぱいまでに変更になってる。ちょっと問い合わせてみよう。4月いっぱいじゃきっと間に合わない。
まずは一ヶ所から、少しずつ、でも確実に、脱原発が現実のものとなるりますように…。
A step to a better future with no more nuclear energy...
nao xox