Monday, October 31, 2011

閉店後の小さなトキメキ。

大好きな猫ちゃん刺繍バッグが壊れて早数ヶ月。いいかげん直したいなぁと思い、仕事場のお隣が仕立て屋さんなのだ、仕事帰りにちょっと寄ってみる。「そういう分厚い生地はここじゃ無理だから靴の修理屋さんへ行ってごらん」と教えられた靴の修理屋さんへ。「あぁー、そういう分厚い生地はここじゃ無理だからカバンの修理屋さんへ行ってごらん」と。教えられたカバンの修理屋さんがあるのがCityのど真ん中にあるStrand Arcadeの中。着いたら、なんとなく予想はしてたけどね、本日終了の文字…。ま、いいさね。

私は個人的にあまりCityで心躍ることはないんだなぁ。デパートやブランドもの、同じようなものがところ狭しと並んでる。それが悪いことではないのも分かってる。ただ私のテイストとはちょっと違うだけ。

シドニーにもう何年も住んでるのにあまりにもCityを避けすぎてたせいか否か、Strand Arcadeというシドニー最古?オーストラリア最古?のアーケードの存在を今年に入るまでほぼ知らなかった。知っていたのかもしれないけど、気に止めたことなかった。何事もやっぱり先入観で決めつけというか、食わず嫌いというか、はダメだなぁと反省。だってとっても素敵なアーケードなんですもの。


静まり返った人気のないStrand Arcade

閉店後ということもあってか人気はほとんどなく貸し切り状態。ひとつひとつのお店やタイルの模様、アーケードの両端にある小さな階段を登って上の階から吹き抜けになっている下の階を見下ろしてみたり。

ジブリの映画に出てくるようなバロン男爵が「さぁ、こっちだよ」と私をどこかのおとぎの国へ誘ってくれないかなぁ、なんて妄想に独り歩きしながらアーケードをふらふら。

ああぁぁ、閉店後の小さなトキメキ見ぃつけた。ガラス窓にぴったり張り付いて見惚れてしまった!誰がこのディスプレイを考えたのかしら。色と柄の組合わせの天才だと思った。



びっしりと敷き詰められた色鉛筆たちの上にディスプレイされた父の日セット?いや、父の日は終わったはずだから違うか。色違いのランチマットにプラスチックのお皿とコップにスプーンやナイフ、それぞれネクタイ2つとカフリンク2セット。それだけのシンプルなディスプレイなんだけれど、その色づかいに思わず言葉を失って見惚れちゃった。





こんな素敵な父の日のプレゼントしてみたいな。お父さんはこんな素敵なネクタイ着けてくれるかしら?

私の猫のバッグが直ればバロン男爵も現れてくれるかな。ホホ。

Love and Colours!!
nao xxx