私が個人的に観察し、思ったこと。
胡同に住む人々は、とても幸せそうに見えた。
そう見えただけかもしれない。
決して暮らしは豊かではないのだろう。
家もボロボロだし、ゴミも沢山。
でも少なくとも私の目に写る人々は、
いつも笑顔で、とても楽しんでいるように見えた。
胡同では日本によくあるような、
スーパーマーケットを見かけなかった。
何でも手に入る便利なスーパーが無い。
家族経営の小さな店がずらっと立ち並ぶだけ。
お茶が欲しければお茶屋へ行き、
トイレットペーパーが欲しければ日用品店へ、
そんな感じ。
野菜や果物は?
リヤカーでよく売りに来る。
それか朝市で新鮮な野菜や果物、穀物類や、
その場で作られた新鮮な豆腐や豆乳までも。
どんなに汚くて家がボロボロでも、
人々の生活水準は決して貧しくないように見えた。
お客さんがいない時は道ばたでゴロゴロ昼寝、
または将棋みたいなゲームをして遊び、
誰かが来たら「你好!」と言って接客をする。
言葉の通じない私にもとても優しかった。
何日かすると毎日通るので顔も覚えてもらい、
ここに来てコレを食べてみろ!ってな感じで
たくさんの果物やご飯も食べさせてくれた。
メモ帳に漢字を書いてコミュニケーション。
ほとんど通じない…。思った以上に全然分からない。
でもみんなよく笑い、私も笑った。楽しかった。
大量生産を得意とする?中国では、
中国といっても北京だけど、
自分たちの生活は大手だけが儲かる大量生産
というものに占領されることなく、
家族経営や地元で取れる野菜など、
本当はそうあるべきであろう生活スタイルが
まだまだ根付いているように感じた。
私がたったの一週間だけ、