早朝の田園お散歩を兼ねて、ニュージーランドとルーマニアからの友人と3人でSari Organic Cafe(サリ・オーガニック)で朝食の朝。このカフェは自家栽培のオーガニック食材をふんだんに使っていることで有名なのだとか。
これこそバリ!を思わせる美しい田園を歩くこと15分、田んぼのど真ん中にこのカフェは現れる。決してあまり安くはないし(と言ってもパンケーキと飲み物で400円ほどだけど…)、朝食メニューはあまり充実していない。まだまともな食事は食べたことないので分からないけれど、パンケーキは美味しかった。ヨモギに似た味の、緑色したパンケーキが食べられる。
見渡す限りの田園風景に囲まれて食べる朝食は、とても静かで、ゆったりとした時間が流れる。夕方前後に来ると無数のトンボが飛び回り、またひと味違った絶景を味わえるよ、とのこと。
カフェのバルコニー
カフェの周りに広がる田園風景
本当に気持ちいいねぇ…、私とニュージーランドの子が当たり前のようにため息をもらす。それにひと言、ルーマニア人の子がポツリ…。
でもさぁ、何か居心地悪い…。だってさ、周りに広がる田園ではバリの人たちは汗水垂らしてお米作ってるんだよ?その側でこんな風に贅沢に朝食を摂っているのはあまり良い気分では、ないかなぁ…、と。
ルーマニアは決して豊かな国ではないという。今はルーマニアからチェコへ移り住み、どうにかバリ島という遠く離れた島まで来ることもできた。でもそういう貧しい類に入る国で生まれ育った彼女と、豊かな日本とニュージーランドで生まれ育った私ともう1人の友人と、田園風景を見下ろしながら食べる朝食に感じるものが違った。
ドキっとした。何が悪いとか良いとかではなく、そういう違った視点から捉えられるいろんな物に対する見方や感じ方。それを体験した朝だった。
Love from Ubud
nao xx