Thursday, July 1, 2010

Rwa Bhineda ルア・ビネダ

バリ滞在10日目。

バリに数多くあるダンスの中でも有名な
Barong Dance(バロンダンス)を見た。

このダンスの詳しい説明は省くとして、
簡単にいうと善の象徴Barong(バロン)と
悪の象徴Rangda(ランダ)の戦いを描いたもの。

↑↑ 善の象徴である聖獣Barong(バロン)

↑↑ 悪の象徴である魔女Rangda(ランダ)

このダンス(物語)の結末は終わりなき戦い。
普通だと善が悪を退治して終わりそうなものだけど、
善と悪は永遠に戦い続けるという結末にとても惹かれた。

バリの人々は神様に感謝する一方で、
闇の悪霊にもお供えを絶やさないのだとか。

善と悪、そのどちらかのみが存在することはなく、
誰の中にも二つが共存して、
そのバランスを保ちながら生きている。

↑↑ バロンダンスの女性

このダンスの意味する事にとても共感した。
出会うバリの人々にその思いを伝えまくった!

そして、ある画家の男性が
素敵なバリの言葉を教えてくれた。
それがRwa Bhineda(ルア・ビネダ)。
Rwaは2つ、Bhinedaは別のもの。

善と悪、生と死、白と黒、男と女、光と闇、
そういった相反する二つのものが調和をし
この世界はバランスを保っているというこの考えは、
バリの暮らしに深く根付いているのだそう。

陰と陽の考え方と相違するような気もする。
言わんとする事は同じような?
(陰陽に詳しい方、間違ってたらごめんなさい)

私がRwa Bhinedaをどこまで理解できているのか、
言葉の壁だってあるし、もちろん深くは理解してない。

でも、
この考え方が深く根付いているこのバリを、
もっともっと知ってみたいなぁ、
そう思う。