ありきたりな話になると思う。でも、実際に自分のこの目で見てみて、話してみて、改めて感じたこと。
バリではありとあらゆるお土産と並び、たくさんのジュエリーも目にする。バックパックの荷物の5分の1をジュエリーが占めていると思われる私としては、(このジュエリーを減らせばどんなに荷物が軽減するやら…。だけど止められない…)やっぱりどういう過程でこのジュエリー達が店頭に顔を出すのか気になる。
仲良くなったリリーさんの家の近くに工場があるという。工場なんて言うからさ、機械が並べられたいかにもな工場に胸を膨らませ到着した工場は、家。数世帯の家族が衣食住を共にしている小さな家の中や庭で、必要最低限の機械とその他は全て手作業でジュエリーは作られていた。
彼らは皆ジャワ島出身だとか。空港近くのKUTA(クタ)では、バリ人以外のインドネシア人、つまり、ジャワやスマトラなど他の島からの人々を多く見かける。彼らもそのひとりで、こうやってジュエリーを家族みんなで協力して生計を立てていると。
ジャワから取り寄せた無地のウッドビーズにエアブラシで色を塗る15歳くらいの少年。
そうやって色を付けられたビーズは天日によって乾かされる
シェル(貝殻)ジュエリーを削る作業。
一番奥で作業をしていたのはまだ12歳くらいだと思われる少年だった。
一瞬足を踏み入れただけで咳き込みそうな細かい貝の粉を吸い込む、そんな作業をこんな小さい頃からやっていたら、彼の肺は間違いなくやられてしまうのではないだろうか…、そんな事を考えた。でもそれも、日本人という恵まれた環境の立場から見る上から目線なのだろうか、そんな事も頭をよぎった。
削られた貝の山
貝にツヤや色を付けるシンナー臭い液体
この工程まで辿り着くのに何日かかるのだろう。そして彼らが得る収入はピアスひとつ(ペア)につき100円から200円程度。店頭に並ぶ頃にはそれが400円から500円前後くらいだろうか。
ピアスが500円もしない!安い!そう私も思うし、それは当たり前であり、でもそういう安い買い物天国の裏で、こうやって小さな少年たちまでもが汗水を流し作っている様子を見る機会を与えてくれたリリーさんにとても感謝している。ありがとう、リリーさん。
子供たちはどこに行ってもやっぱり可愛い♬
今からお経でも唱えるのか?というような馬鹿でかいネックレスを購入☆
皆によく似合うよ!と言われ照れ笑い(笑)
Love and Smile from Bali
nao xxx